≪Ｑ＆Ａ≫

Ｑ１：　何故練習が　【床】　だけなのですか？　　鉄棒や跳び箱はやらないのですか？

Ａ１：　『床だけですか？』　という質問はよく受けます。　こういう質問をされる方は、頭の中に　【体操＝器械体操6or4種目】　という認識があるのではないでしょうか。　確かにこういう考え方も当ってはいますが、世の中全てがそうとは限りません。　寧ろ全種目やっている所は極少数派で、殆どの一般校ではどこでも入手できる「普通の体操用マット」を使った運動、即ち【床】をやっている訳です。　また、床の技（＝マット運動）は、体操競技としても基本中の基本ですので、先ずはこれらが出来ないとお話しになりません。　そのような事情で　【床の技】　を中心に練習しています。　体操は地方によっては、やりたくても環境が無いと出来ない競技ですし、体操クラブどころか学校の部活動さえ一切ない県もあります。(注：#1)　現状では学校以外の場所で　『体操の練習をさせて頂く』　ということは、とても贅沢な事なのです。　しかも、床だけでもやるべき練習は結構あります。　参考ですが、下記の体操部員達がやっている技は全て床技です。(注：#2)　これ全部マスター出来ますか？

　　　参考ＨＰ#1　：　　(財) 日本中学校体育連盟

　　　参考ＨＰ#2　：　　大阪学園大阪高等学校体操部

　　　＜平成20年10月3日＞　2008年度体育祭　体操部パフォーマンス　in　大阪高校グラウンド

Ｑ２：　一般開放されている体育館は、やはり器械体操経験者さん達が練習する場所なのでしょうか？
いきなりの初心者が、側転をちょっと練習してみたいから…ってマットを使うと、邪魔者扱いされますか？

Ａ２：　そんな事はありません。　倒立や側転だけでもＯＫですよ。　現地の指導員さんに尋ねて下さい。

　しかし質問者の心配事は、ある意味当たっている部分もあります。　何故そのような不安を感じるのかと言うと、最大の理由は　【周囲の視線】　ではないでしょうか？　例えば公共のプールを想像してみて下さい。　ガラ空きの状況ならともかく、普通は泳ぎの速い人、遅い人、歩く人というふうに、何となく住み分けられていませんか？　そういう状況下で、いきなり新参者が従来のルールを全く無視して泳ぎまくったり、ふざけて歩いたり友人同士で暴れてしまったら、その場の人達から大顰蹙を受けてしまう恐れがありますよね。　これと同じような事を心配しているのではないでしょうか。

　毎日の参加者が殆ど変わらない体操の部活や民間の体操スクール等では、時間帯による参加者の「練習の場」がある程度固定なので、既に決まっている練習位置に侵入してしまうと、確かに「練習の邪魔だ」と言われる可能性はあります。

　これに対し公共体育館の開放等では、公共のプール等と同く、どんなレベルの人が来るのか解らない分、不要な混乱を避ける為、参加者同士相手の実力を見極めたくて牽制してしまうという事はよくあります。　こういう事象の際にその場の空気を敏感に感じ取る人は、（自分がのろいから、他の人達からは「早くしろよ！」と思われているのではないか？）　等と過度に心配してしまい、結果「邪魔にされている」と感じてしまうのではないかと思います。　実際は、本当に邪魔だったら、指導員さんから注意を受けますから、やる前からそんなに心配しないで自分の予定した技をやっていて良いんですけれどね。　

　尚、どこでもそうなんですが、基本的に事故や怪我は自己責任です。　そう考えると、「挑戦する技」というのは、学校の部活動や、民間の体操スクールに入らないと無理ですね。　事故や怪我をしない自信があるならば話は別ですが、普通はその段階で（もう無理だ、と）挫折してしまいます。　

◆　では、リスクをあまり負わずに練習に参加するにはどうしたら良いのでしょうか？

　①　インターネットで調べて、独自で学習する。　　　　　　　　→　　大変に危険。　

　②　友達を誘って近場の空き地等でゲリラ的に練習する。　→　　誰かが教えてくれる訳ではない。

　③　部活に入るか、訪問者扱いで一時的に混ぜて貰う。　　→　　近隣にあれば、の条件付き。

　④　一般開放の会場で教えて貰う。　　　　　→　　会場の方針で、実施していない所もあり。

　⑤　市民サークルの練習に混ぜて貰う。　　→　　クオリティを求めなければ十分可能。

　⑥　有料の教室やスクールを利用する。　　→　　確実ですが、他の方法よりもお金が必要です。

等の方法が考えられます。　当然ながら、費用は①から順に多く発生します。　危険度も①が最高です。　最近は首都圏ならば結構　「大人向けバクテン教室」　のような、アクロバットを売りにした体操教室やダンススクール等がありますので、普段の練習予定の中に、このような施設を交えて練習計画を練って行く方法が、比較的短期間に、しかも安全に技術の向上が図れると思います。

Ｑ３：　毎週同じ曜日・夕方前の時間帯にやってくれて、もっとお宅よりもマシな体操教室は近隣にありませんか？

Ａ３：　以下、参考にどうぞ。　無理をしてまで弊クラブに参加して頂く必要はありません。

　　　　＜　こども体操教室　＞

　　　　登戸　：　川崎ＹＭＣＡ　体操教室

　　　　生田　：　イトマンスイミングスクール　体操教室

　　　　　　　　　　ワイルドジュニア（アクション体操教室）

　　　　百合ヶ丘　：　かなえ体操教室

　　　　新百合ヶ丘　：　川崎市　麻生スポーツセンター　第２・４土曜日のスポーツデイ　マット運動（体操教室）

　　　　狛江市　：　市民体育館　スポーツ（バクテン）教室

　　　　青葉台　：　コナミスポーツクラブ　青葉台

　　　　横浜・綱島　：　オアフクラブ　綱島

　　　　小田急相模原　：　やんちゃるジム　（相模原市東林小）